不良だらけの危険なバイトッ☆

ユキだけは片時もあたしから離れない。


休み時間も一緒、お昼も一緒。


夜、お風呂に入る時でさえ、ドアの前で待っている。


一秒たりとも、目を離さない。


そういう想いが伝わってくるようだった。


今もあたしが部屋にかばんを置くのに、ユキが一緒に来た。


バタン…


扉が閉まると、リビングの楽しそうな声が一気に遮断される。


ユキはあたしが荷物を片付けるのを、ただじっと見つめていた。


また…険しい顔。


最近ずっとこの顔しかしていない。


「ユキ…顔怖いよ」


そう言って、眉間のしわを指さした。


「うるせ…」


ユキは怪訝そうに、顔を背けた。


一人だけずっと思いつめたような顔をして。


「大丈夫だよ、ここは家だし。マスターも皆もいる」


少しでも気を楽にしてあげたくて、笑いかける。


「…だめ、心配」


「ちょっと部屋に来ただけじゃん」


「それでもだめ」

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