不良だらけの危険なバイトッ☆

ユキがあたしを壁に追いつめる。


そのまま背中が壁にぶつかった。


「少しでも離れたら、もう会えなくなりそうなんだ」


そう言って、あたしの横髪に触れる。


「大丈夫だよ、あたしはずっと傍にいるから」


「ほんとに…?」


見下ろしてくる顔は、不安に満ち溢れている。


あたしもすごくすごく怖いけど、


失うことを経験したユキの不安は、こんなもんじゃないよね。


ユキがそのままおでこをくっつけた。


「ほんとは…」


「うん」


「ほんとは…ずっと、お前のこと、こうして見ていてやりたい。けど」


言いかけて、唇をかむ。


ものすごく悔しそうな表情だった。


「このままじゃ、俺の方でもお前を危険な目に遭わせる」


「え?」


どういうこと?

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