不良だらけの危険なバイトッ☆
「俺…お前の友達の話聞いてから、ずっと仕事行ってないんだ」
「……うん」
「けりつけなきゃって思っても言いだせなくて、ずるずるここまで来て。でも今この状況になって、仕事なんか行けないから」
「ごめん」
「違う…辞めれなかった俺が悪い。でもこのままじゃ、向こうも俺のことを探しはじめる。夜の世界の組織っていうのはそういう場所」
ユキは自分を嘲笑うような表情を浮かべた。
「でも…それはユキのせいじゃない。悪くない「ありがと」」
心のこもっていないその言葉に、遮られた。
「莉子は…優しいな。だからこそ、俺のせいで危険な目には遭わせたくない…だから」
ユキがあたしのことを抱きしめる。
「少しだけ、待ってて。すぐ戻ってくるから」
「ユキ……」
「ほんとは少しでも離れたくない。…けど、今はそうするしかできない。ごめん」