純血のヴァンパイア
それから、雪兎に私の全てを話した。

人間界に来た理由、始祖直系のヴァンパイアで

現在の王の娘であり

先刻まで、次期当主候補だったこと。

雪兎が聞いてきた事は全て話した。


血に飢えている時は

蓮か燐に、血を分けて貰っている事も。



話し終えた頃には、空が明るくなり始めていた。


「あのさ・・・ずっと考えてたんだ。」

「何を?」

「僕は、優月に何をしてあげれるのかって」

別に、何をして欲しいなんてない。

ただ雪兎には、笑っていて欲しくて・・・


出来れば、私の傍にずっといてくれれば・・・

なんて、恥ずかしくて言えないけど。

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