純血のヴァンパイア
「力は、ヴァンパイアの優月に敵う訳ないし」
そ、それは…そうね。
「武器だって持って無いし。」
それも、そうね。
「でも、優月の力になりたくて…」
その気持ちだけで、十分なのに。
「だから、僕が出来る事って―――」
「雪兎が出来る事?」
静かに頷いて、慎重に言葉を紡ぐ。
「優月が、血に飢えた時は僕の血を吸って?」
「な、何ってるの?そんなの―――」
「出来ない?」
少し悲しそうに、微笑む。
そ、それは…そうね。
「武器だって持って無いし。」
それも、そうね。
「でも、優月の力になりたくて…」
その気持ちだけで、十分なのに。
「だから、僕が出来る事って―――」
「雪兎が出来る事?」
静かに頷いて、慎重に言葉を紡ぐ。
「優月が、血に飢えた時は僕の血を吸って?」
「な、何ってるの?そんなの―――」
「出来ない?」
少し悲しそうに、微笑む。