純血のヴァンパイア
「雪の中で倒れていた僕を、あの病院に連れて行ってくれた。」

お父様、なんでその場所にいたのかしら?


「ただ、君の父上は僕にあった時、変な事を言ったんだよ。」

天井を仰ぐように顔を上に向ける雪兎。


≪こんな事になるなんて……私は、君にお父さんに、改心して欲しかっただけなのに――――済まない。≫


どう言う事―――――?


「後は、君が知ってる通り。あの病院で13年余りを過ごしてきた。」

僕の話は終わり、と微笑む。

けれど、私は雪兎の過去にお父様が関わってるのを知って動揺していた。



何故、その場にいたのか。

雪兎に何故、そんな事を言ったのか。

考えれば、考える程、今までの父の行動が怪しく思えてきた。

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