君の声が響き渡る中で
episode0.25歳.プロローグ
「That‥?Falling fall」
足元を見ると何枚かの写真。
「うわーやっちゃった‥」
座り込んで急いで集めた。
「This‥who?」
笑っている小さな私と優しい笑顔の男の子。それにスタンドマイクを持つ私とギターを片手にする少年。私を大切に取り囲んでいる男達。
もう手に入らない大切な人。
11年前。
私の全ての始点となった。
時はすでに11年を刻んでいる。
記憶なんて消せない。
モドラナイ‥。