紺碧の海 金色の砂漠
この砂浜にヘリを着陸させ、階段を駆け上がり、ヴィラのベッドに舞を押し倒したという。
ところが、そのときには舞はスースー寝息を立てていたと言うから、なんともフォローしがたい。
ミシュアル国王は百パーセントその気になったムスコを宥めるのに必死だったらしい。
「ヘリポートではなく、砂浜に無理やり着陸させ、人払いまでしたというのに」
口惜しそうに言われると、なんと言うか、本当に申し訳ない気持ちになる。
こんな真っ昼間から言ってもなぁ、と思いつつ、
「えっと……じゃあ、今から……スル?」
馬鹿もの! と怒鳴られるのを覚悟して身構えていると、予想外の返事が返ってきた。
「当たり前だ! お前が目覚めるまで、ずっと待っておったのだからな」
「え? えっ? ええーっ!?」
(ビーチのど真ん中なんて、嘘でしょーっ)
なんと、ミシュアル国王の瞳は爛々と輝き始める。
舞がアタフタしていると、そんな心の声が聞こえたのか、彼はとんでもないことを口にした。
「そう言えば……アサギ島のビーチで、レイたちもコトに及んだとか、どうとか聞いたが」
「コトってアレのコト? う、うそっ!」
ところが、そのときには舞はスースー寝息を立てていたと言うから、なんともフォローしがたい。
ミシュアル国王は百パーセントその気になったムスコを宥めるのに必死だったらしい。
「ヘリポートではなく、砂浜に無理やり着陸させ、人払いまでしたというのに」
口惜しそうに言われると、なんと言うか、本当に申し訳ない気持ちになる。
こんな真っ昼間から言ってもなぁ、と思いつつ、
「えっと……じゃあ、今から……スル?」
馬鹿もの! と怒鳴られるのを覚悟して身構えていると、予想外の返事が返ってきた。
「当たり前だ! お前が目覚めるまで、ずっと待っておったのだからな」
「え? えっ? ええーっ!?」
(ビーチのど真ん中なんて、嘘でしょーっ)
なんと、ミシュアル国王の瞳は爛々と輝き始める。
舞がアタフタしていると、そんな心の声が聞こえたのか、彼はとんでもないことを口にした。
「そう言えば……アサギ島のビーチで、レイたちもコトに及んだとか、どうとか聞いたが」
「コトってアレのコト? う、うそっ!」