ヒ・ミ・ツ−会議室−
「いただき・・「先輩のお弁当上手そう!」


お弁当を広げて、いただきますを言うと同時に夕理の声が会議室に響いた。


「ちょっと・・声大きいよ。」


「ごめん!だって上手そうなんだもん。」


「彼女さんと比べたら、全然じゃない?」


あぁ・・また可愛くないこと言っちゃった。
自分で言って悲しくなってきたし。



「・・・・今、彼女の話はしたくない。それちょうだい?」


「そう・・・。から揚げ?いいよ。」


お弁当を夕理に差し出すと違うと言われた。



「違うって?」



「あーん!して欲しいな?」



そんなの無理です。

< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop