ヒ・ミ・ツ−会議室−
そういうのは彼女とするものじゃないの?
体を重ねてる私が言うことじゃないか・・・。



「先輩・・お願い。ねっ?」



「で・・・でも」


戸惑っていると夕理の顔が耳元に


「してくれたら、キスでお返ししてあげるから」


「・・っ!!」


震える手でお弁当を置き、箸を持つ。
から揚げが滑り落ちそう。


「先輩は悪い子ですね。」


と夕理の手が太ももに触れる。


「ダ・・ダメだよっ。から揚げ落ちちゃう」


「・・食べたいから落としちゃダメだよ?」


夕理の口元にから揚げを持っていく。


「あ・・・あーん」



「あーん!」


と口を開け、から揚げをパクッと食べた。


「・・・っ・・もう無理」


箸が床に落ちていくのが分かった。
先程から太ももを触ってた夕理の手が胸の方に伸びていっている。


「ご褒美欲しい?」



「・・・欲しい」



そう言うと夕理はわたしの唇をペロッと舐めた。



これは私と夕理の秘密のランチタイム。


誰にも言わないでくださいね?



−END−
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