一直線な人気者
いきなり立ち上がったオレを、桃妃ちゃんは首を傾げながら目で追う。


ストンと桃妃ちゃんのすぐ隣に座り直して、肩に手を回して力一杯抱きしめた。


「あっ、明智君!?どうしたの!?//////」


パニックを起こしてオレを見上げる桃妃ちゃんの頬は、ショートケーキのイチゴの様に真っ赤っ赤。


どっちかと言うとこっちの方を食べたくなったけど、我慢だオレ。


「桃妃ちゃん……カワイイ」


「なっ………///私、カワイくなんか無いわよ……」


「そんな事無い。桃妃ちゃんは充分カワイイよ。無自覚なのは、君も同じじゃん」
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