愛を叫んで地に堕ちて〈全イラスト41枚つき恋愛ホラー〉
次に勇斗が見た過去の記憶は、燃える教会だった。
どうやら、茂吉と晶左は南蛮寺……鎖国寸前の戦国時代ぐらいの古い教会に、こっそり侵入しようとして、失敗したらしい。
教会からは出火し、茂吉は誰を斬ったのか、真っ赤な返り血を浴びていた。
それでも人魚が置いてある、という地下の霊廟にはついたらしい。
そこに置いてある、四、五の大小さまざまな木箱のうち、どれが晶左の望む人魚かと、適当に蓋を開けて茂吉は一瞬固まった。
「……これのドコが人魚だよ!
人間の生首じゃねぇか!」
そう。
茂吉が見世物小屋で見たことのある、子猿と海魚を貼りあわせたものと同じぐらいの大きさの箱の中には。
額と喉元に酷い刺し傷のある首が収められていたのだ。

どうやら、茂吉と晶左は南蛮寺……鎖国寸前の戦国時代ぐらいの古い教会に、こっそり侵入しようとして、失敗したらしい。
教会からは出火し、茂吉は誰を斬ったのか、真っ赤な返り血を浴びていた。
それでも人魚が置いてある、という地下の霊廟にはついたらしい。
そこに置いてある、四、五の大小さまざまな木箱のうち、どれが晶左の望む人魚かと、適当に蓋を開けて茂吉は一瞬固まった。
「……これのドコが人魚だよ!
人間の生首じゃねぇか!」
そう。
茂吉が見世物小屋で見たことのある、子猿と海魚を貼りあわせたものと同じぐらいの大きさの箱の中には。
額と喉元に酷い刺し傷のある首が収められていたのだ。
