愛を叫んで地に堕ちて〈全イラスト41枚つき恋愛ホラー〉
「さあね。
ちゃんとした『真実の』前世の記憶って言うヤツを探しに行ったんじゃない?
彼、何だか誤解しているみたいだし?
俺としても、さっさと思いだしてもらわないと、困るんだけど……
草薙は前世のコトになると、本当に鈍くてね。
……俺も少し手伝って来たんだ」
「……前世の記憶って……?」
戸惑う真珠に、凪の顔が一瞬、歪んだような気がした。
「やだなぁ、真珠。
君は、全部思い出したから、昨日、俺に教会出火とここの土地の遊郭(ゆうかく)についての資料を探して、って言ってくれたんじゃなかったの?」
「う……」
海野君に、資料について頼んだのは。
ただ単に自分の側をうろうろしていただけで誰でもよかった、とは言えずに言葉に詰まれば。
凪は、ま、良いけどね、と諦めたように言葉を吐いた。
「……俺もまた、教会の失火に関わった本人で。
真珠や……ちょっと忌々しいけど、草薙と一緒に、この現代に転生したんだ」
「えええっ!
じ……じゃあ、海野君って晶左……とか……?」
そう、真珠が思いだしかけた名前を紡げば。
凪は、大股に真珠に近づいて、彼女の髪をひと束、さらりと手に取った。
ちゃんとした『真実の』前世の記憶って言うヤツを探しに行ったんじゃない?
彼、何だか誤解しているみたいだし?
俺としても、さっさと思いだしてもらわないと、困るんだけど……
草薙は前世のコトになると、本当に鈍くてね。
……俺も少し手伝って来たんだ」
「……前世の記憶って……?」
戸惑う真珠に、凪の顔が一瞬、歪んだような気がした。
「やだなぁ、真珠。
君は、全部思い出したから、昨日、俺に教会出火とここの土地の遊郭(ゆうかく)についての資料を探して、って言ってくれたんじゃなかったの?」
「う……」
海野君に、資料について頼んだのは。
ただ単に自分の側をうろうろしていただけで誰でもよかった、とは言えずに言葉に詰まれば。
凪は、ま、良いけどね、と諦めたように言葉を吐いた。
「……俺もまた、教会の失火に関わった本人で。
真珠や……ちょっと忌々しいけど、草薙と一緒に、この現代に転生したんだ」
「えええっ!
じ……じゃあ、海野君って晶左……とか……?」
そう、真珠が思いだしかけた名前を紡げば。
凪は、大股に真珠に近づいて、彼女の髪をひと束、さらりと手に取った。