Liars' clovers
 その日の夜、部屋で今日のことを後悔した。


クローバー自体生えていない森にエミルを連れて来たのはぼくの責任だ。


しかもその責任を負う勇気がないぼくは嘘をついてしまった。


 エミルを落胆させたくなかったというのは建前だ。



 ──ぼくは彼女に嫌われることが怖くて嘘をついたのだった。
< 26 / 34 >

この作品をシェア

pagetop