Liars' clovers
「当たり前よね。だってわたしはただ待ってただけ。──なんの努力もしていないんだもの」
「きみの……」
まだうまく出ない声でエミルに問う。
「きみの幸せって、なに?」
彼女は黙って図鑑のページをめくり、作りかけの押し葉を取り出した。
偽物のクローバーだった。
「きみの……」
まだうまく出ない声でエミルに問う。
「きみの幸せって、なに?」
彼女は黙って図鑑のページをめくり、作りかけの押し葉を取り出した。
偽物のクローバーだった。