本気の恋の始め方
ベッドに腰を下ろして、見つめ合う私たち。
アロマキャンドルの灯りに照らされた千野君は、穏やかで、とてもきれいだった。
彼の瞳を見ているだけで、幸せな気持ちで全身が満たされる。
「もう……」
千野君はかすかに、綺麗な唇から漏れるようなため息をつく。
「そういう目されたら、抑えられないかも」
思えば彼と抱き合うのは、初めてのとき以来。
吸い寄せられるように彼のシャツの上に手のひらを乗せたら、心臓がドキドキと鼓動を打っているのが分かった。
「ドキドキしてる……」
「当たり前でしょう……好きな女の人に触れられてるんだから」
彼は私の頬に手のひらを置き、顔を近づけてくる。
ドキドキしながら待っていたら、彼は私の額に、ちゅっと音を立てキスを落とした。