本気の恋の始め方

「――だったら、おじさんとおばさんに紹介しておいたほうがいいぞ。二人とも潤のこと、男っ気がないから見合いでもさせようか、なんて、本気で言ってたし」



お、お見合いっ!?



「うそでしょ!」

「マジ」

「信じられない……」



頭を抱えてうなる私。


るうくんはクスッと笑って、カップをソーサーの上に置き、少し意味深に私を見つめる。




「本当に、一番いいのは――」

「ん?」

「俺に潤を貰ってもらうことなんだって」

「――!!!」



苦笑するるうくんの顔を見て、顔にカーッと熱が集まっていくのがわかる。



「ご……ごめんね……うちの親、るうくんのこと大好きだから。その……」



お見合いだとかるうくんに貰ってもらうとか!

穴があったら入りたい!

お父さんとお母さんのおばかーっ!!




< 311 / 446 >

この作品をシェア

pagetop