本気の恋の始め方
まじめにつきあってる恋人がいると話したら、興奮したお母さんが「そっちに行く」なんて言い出して。千早と二人で、帰ることに決めたんだ。
「潤さん、10分だけティールームでお茶する時間ありますか?」
腕時計に目を落として、時間を確認する千早。
「うん。大丈夫」
鮎子さんに別れをつげ、二人で席を立つ。
当然のように私のトレイを持ち、洗い場へと持っていってくれる千早。
目立つからやめてほしいって何度も言ったのに
「俺がそうしたいんです。しないとストレスたまります」
って、譲ってくれなかった。