本気の恋の始め方

――――……




ひんやりいい気持ち


優しい手――




「ん……」




ズキッときしむこめかみの痛みに身をよじると、

「潤さん!?」

千早の大きな声がして、また頭痛がした。



うるさい……



「ちょっとちーちゃん、大声出したらダメだって」

「あ、そうか、うん……」



目には見えないけれど、しゅんとした千早の声がして

ああ、でっかいわんこのくせしてしょんぼりしてるんだろうなあっていう彼の様子が目に浮かんで、なんだかおかしくなる。



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