本気の恋の始め方
目を開けると同時に、
「ああーよかったぁ!」
千早がガバッと私を抱きしめようと体を近づけて――
「あ、うるさくしてごめん……っ」
また慌てたように体を離した。
「ん……あの、わたし……」
「軽い熱中症だって。潤さん、お水飲む?」
「うん、ちょうだい」
そっか……熱中症で私、倒れちゃったんだ。
元々寝不足だったもんね。
ようやくいろんなことを思い出して、現在の状況も腑に落ちた。
「ごめんね、迷惑かけて……」
「潤さんはなにも気にすることないよ!」
千早はとんでもない!と言わんばかりに首を横に振り、それから私の体を片腕で抱き起す。
To be continued...
