偏食家のテーブル
一方、ハルカは恋だの愛だのは巡ってくるモノだと勘違いしていた。こないだ読んだマンガもそうだった。偶然の出会いと、つなぎ合うナニかを待っていた。しかし、違う。ハルカが恋をしたいならカナと一緒にいてはならない。ハルカはソレに気付かない。
「ハルカは?イイ人ぐらいいるでしょ?」
カナの言葉で、ハルカは一応考えた。一応出てきたのはユタカだった。あてはまる条件を満たしていたのは一応カレだけだった。ヒガシは、ハルカにはなかった。ヒガシに迷惑だと感じていた。ハルカはユタカがちょうどよかった。だが、あくまで『一応』。少し妥協が過ぎた。だから
「いない…。悲しいケド…。」
カナは約二秒考えて出したハルカの答えに真実を見た。
「そうねぇ…」
と言った。
ココに恋に飢えるオンナ二人がいた。
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