座敷わらしのしのぶちゃん♪
朝、事務所に着くなり私はみんなに説明を求めていた。


何の説明かって?


もちろん、何故、私がパジャマに着替えて寝ていたのか?について。


「怒らないでくれよ、しのぶちゃん。ほら俺、駅前でケーキ買ってきたし食べよう。」


「部屋の鍵………解らなかったので…マスターキー使いました…僕なんかでも…簡単に開きましたよ、クククッ」


「あ~ら、いいじゃない。あんな薄汚れた服で寝ちゃうより。言っとくけど私はあくまでも同性のつもりで着替えさせたわよ。」


女子モードのリョウさんが全く悪びれる事なく言うとーーー


「確かにお前、手際良かったな。」


と、社長。


「でしょう?あれくらいお手の物よね。」









「・・・・・・・」


解った。


ほぼ首席の私だもん。


ちゃんと学習しよう。


この人達の前で2度と寝てはならぬぅ~~~っ!!



< 120 / 240 >

この作品をシェア

pagetop