座敷わらしのしのぶちゃん♪
男は以前、このレストランで働いていた女性にプロポーズをした事があり
その時、ここのオーナーシェフの事が好きだからと断られたそうだ
そもそも、男が一方的に思いを寄せていただけの相手にプロポーズまでしておいて
振られた挙げ句のこの騒ぎ、実に迷惑な話だった
という事で、今回の事件は全て男の身勝手な逆恨みによるものだ
いつの間に連絡していたのかヨネクラさんが警察を呼び、男はパトカーに乗せられ連れて行かれた
何故かやって来た警察官が社長に挨拶していたのが気になったけど
後ろから急に声を掛けられ、一瞬で気が反れる
「ありがとうございました」
とプロポーズする予定だった彼が私にお礼を言ってきた
「大丈夫ですか?彼女?」
向こうのテーブルに1人で座り込む彼女に目線がいく
「ええ。僕がついていますから」
「そうですよね。プロポーズどうされるんですか?」
「ああ。しますよ。今回の事で僕にとって彼女はかけがえのない存在だって事、再確認できましたから。彼女もそう思ってくれてるといいのだけど…」
と言った彼の顔にはレストランに入ってきた時にはなかった自信の様なものが滲んでいた
「きっと、上手くいきますよ」
ありがとうと言って、地味な彼は派手な彼女を連れてレストランを後にした
それと入れ違いに
「動くな」
全身黒づくしの男が入ってきた
その時、ここのオーナーシェフの事が好きだからと断られたそうだ
そもそも、男が一方的に思いを寄せていただけの相手にプロポーズまでしておいて
振られた挙げ句のこの騒ぎ、実に迷惑な話だった
という事で、今回の事件は全て男の身勝手な逆恨みによるものだ
いつの間に連絡していたのかヨネクラさんが警察を呼び、男はパトカーに乗せられ連れて行かれた
何故かやって来た警察官が社長に挨拶していたのが気になったけど
後ろから急に声を掛けられ、一瞬で気が反れる
「ありがとうございました」
とプロポーズする予定だった彼が私にお礼を言ってきた
「大丈夫ですか?彼女?」
向こうのテーブルに1人で座り込む彼女に目線がいく
「ええ。僕がついていますから」
「そうですよね。プロポーズどうされるんですか?」
「ああ。しますよ。今回の事で僕にとって彼女はかけがえのない存在だって事、再確認できましたから。彼女もそう思ってくれてるといいのだけど…」
と言った彼の顔にはレストランに入ってきた時にはなかった自信の様なものが滲んでいた
「きっと、上手くいきますよ」
ありがとうと言って、地味な彼は派手な彼女を連れてレストランを後にした
それと入れ違いに
「動くな」
全身黒づくしの男が入ってきた