私の彼氏は冷たい彼氏



「……」


息が止まるかと思った。
何を言ってるんだろう。

ずるい。ずるい。ずるい男。

これ以上私を惑わせないで。
私たちは、別れるんじゃないの…?
私のこと、嫌いなんじゃないの?

もう、分かんないよ…。


答える言葉が見つからなくて、そのまま無言でいれば、遥は私の視線に合わせて屈んだ。


「めぐは本当に水族館が好きだね」


真隣に遥の顔があるのが、ドキドキして、胸が締め付けられて。それにも何も答えられなかった。

遥はそんな私に、気を悪くすることもなく



「めぐ、顔真っ赤」



って、

________笑ったんだ。







期待してもいいですか?

まだ、私を好きだって。

期待しちゃ、ダメですか?



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