続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~

「雅……待たせてゴメンな…」


俺の声にハッと振り返って、悪戯の見つかった子どものように頬を染める雅。

「あっ…勇気っ……えっと…あの、あたし…」

俺にさっきのシーンを見られた事に動揺している雅に思わず吹き出してしまった。

「あはははっ、あいつ弱っちーのな。雅すげぇじゃん。強いんだな。」

俺の言葉に明らかに安堵した顔で、ホウ…と小さく息を漏らしたのを見て、彼女が俺に知られる事を恐れていた事を悟った。

安心させたくて、宥めるようにポンポンと頭を撫でるとそのまま艶やかな黒髪を剥く様に何度も指を滑らせた。

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