涙恋~片思い恋愛〜
「美奈?

おかしいわね、もう出て行ったわよ。」


次の日、美奈と一緒に行く約束をしている日なので、美奈の家に行ったらー...

もう、美奈は学校に行った後だった。


なんか、俺、悪いことしたか。

小学校に行くようになって、毎日。

美奈と一緒に行かない日はあまりなかった。


と言うより、どちらかに予定があって、先に行く場合は、なぜかそう告げるようになっていた。

普通の幼なじみより、近くて仲がいい関係だと思っていた。


そう思ってたのは、俺だけだったんだなーー...


「すみません。」


俺は、おばさんにそう言いながら頭を下げて、学校へと向かった。



学校について、美奈の下駄箱を見ると、もう学校についているようだった。

そりゃそうだよな。

俺より先に出てるんだから。
< 171 / 291 >

この作品をシェア

pagetop