涙恋~片思い恋愛〜
「そういえばさ、涼太。

未来ちゃんが、一緒に遊びたいんだってよ。

美奈と俺と、涼太と未来ちゃんであそばね?」



本当は、嫌だけど、
それでも、美奈と一緒にいられるのなら、それでいい。


たとえ、しゃべれなくても。
ただ、美奈と入れるだけで、嬉しいんだ。



「はぁ?
本当は、嫌だけど、美奈がいるならまぁいっか。」



こいつ、俺と考えてること、
ほぼ同じじゃねぇか。

ほぼどころじゃねぇな、
全部だ。



「その他の話は、お前ら3人で決めて。」



俺は、それだけ言い残すと、
サッカー部の朝練へ急いだ。


俺は、3年になってから、
サッカー部キャプテンに任命された。
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