威鶴のmemory

だって……悔しいじゃない。

エサだなんて。



「依鶴聞け」

「何?今忙しいの」



文句言い連ねるので、忙しいの。



「エサはもう帰──」



ぐいっ、頭をトーマに向けさせられ、そして──。
















あろうことか、母親の前で……キスをされていた。






「な、な、な……!?」

「どうせ式には公開キスするハメになんだから、今しても変わんねーよ」



か、変わる!!

スゴく変わりますけど……!?

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