センチメンタル*ガール



本当に平気?という顔をしながら聞いてくる。



「大丈夫。会うのはまた週末だからそれまでには消えちゃうし、今隠してもバレないと思うから」



「確かに、そうだね!」



はいっ!と言ってしーちゃんはあたしにファンデーションを貸してくれた。



パフに少しファンデーションを付けて、赤くなっている所にのせていく。



普段首にファンデーションなんか絶対に塗らないから変な感じする。



すぐに赤みが薄くなってきて目立たなくなってきたのを鏡に近付いて確認すると



パタンとファンデーションのケースを閉じてありがとう!しーちゃんのおかけで助かったよ!と言って返した。



「いーえ。じゃあ戻ろっか!料理も来てそうだし」



「うん!」



忘れ物がないか確認すると私達はトイレを出た。



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