短編集~甘い恋~
歩が足を止めたのは、裏庭に着いてからだった…。

「歩、どうして──…「初めて優奈を見たときから、気づいてた。お前が、あの真鍋優奈だって」

どうして、負けたこと知ってるの?

そう聞こうとしたら、遮られた。

そして、歩は続ける──……。



「だって、俺は…あの練習試合の日、お前を見てから…お前のことが、好きだったから」


歩が…あたしを、


──…好き?
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