短編集~甘い恋~
「っ、天海…!?」

しゃがみ、うずくまっている天海の姿が目に入った。

「おい、大丈夫かよ!?」
「平気…っ」
「平気なわけ、ねぇだろ!お前、体冷た…」

天海の体は、冷え切っていた。

そして俺は、コイツが風邪気味だったことを今、思いだす。
だけどこいつは、諦めずまだ助けを求める。

「ホント、大丈夫」

そう言って。


どこが、大丈夫なんだっつの。


辛そうな天海を見ていられず、俺は後ろから抱き締め、動きと止めさせた。





< 54 / 190 >

この作品をシェア

pagetop