夢なごり~君の声に呼ばれて~


その瞬間――。



「くっ」



私の首に修平先輩の手がかかり、力が込められた。



「そうか、君は舞咲じゃないんだね。じゃあ、俺の舞咲の仮面を付けた君は死んでよ」



徐々に力は強くなって行く。



私は首に当てられる手を引き離そうとするが、雨で滑って出来ない。


「あぐ…っ。だ、れ…か…助け…て…」



助けを呼ぼうにも喉が圧迫されているため、大声が出ない。



私も死ぬのかな…、こんな奴に殺されるのかな…?



私は自分の死を悟った。






< 170 / 242 >

この作品をシェア

pagetop