夢なごり~君の声に呼ばれて~
「お前、凄いな!木刀折る奴なんて滅多にいないよ!何か習ってたの?」
顔を引っ込めたのに、青年はズイズイと顔を近付けて来る。
「剣道と空手、柔道…」
「凄いな!どうやったら、木刀折れんの?」
私の返答に妙に興奮した彼は更に顔を近付けて来る。
だから、近いっつーの!
すると、青年の後ろに二つの影が現れた。
「ぐぇっ!」
そして、彼は蛙のような声と共に私から離れた。
正確に言うと、離された。