恋……スル?-小沢 圭治編-
「真っ赤な顔して…。本当はこうされたかったんじゃないのか?」


「きゃ……!」



──バサッ、と本が床に落とされたと同時に、

私は背中から大きくて温かい腕に抱き締められた。



「け…圭治さ──」


「心晴……」



あぁ~もうダメだって!!

耳元でそうやって囁くの反則!!



後ろから首筋に唇を這わせられて、ゾクゾクする快感に思わず声が漏れそうになる。

身をよじっていると、熱い吐息と共に尋ねられた。



「…お前の全部、俺にくれるか?」



その一言で理性なんていとも簡単に崩れ去る。

…私は素直にこくりと頷いた。



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