FlowerRose



「ごめんねー…修人……っはっ!あたし達、何もしてないからねっ!!」



学校を出て、帰り道
あたしは修人に謝った



「大丈夫!俺、英子信じてるから!」





…―嘘…ついちゃった…





ホントはキス…したのに…



修人に嫌われるのが怖くて言えなかった







バタン…



「…ただいまぁー……ねえ、お母さん、人を好きになるってどういう事?」


あたしはリビングでお茶を飲むお母さんに聞いてみた



「何っ!?いきなり!?英子がそんな女の子らしい質問!?」

「失礼な…」

「……うーん、そうねえ…心の底からずっと一緒に居たい…って思う事かしらねえ…」

「…ずっと一緒に居たい…か…」

「なぁに?そんな人でも居るの?」

「違うよっ!友達の相談っ!!」



あたしはバタバタと二階に上がった

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