お腹が空きました。





「こんばんは!君が由美の仕事仲間?」

「こ、こんばんは…。」


紗耶はタジタジしながら受付の爽やかイケメンお兄さんに頭を下げた。

知り合いって、男の人だったのか…!と隣に立つ由美を見上げると、彼女は気まずそうにそっぽを向く。

「今日は無理言ってごめんね。由美の事だから無理矢理付き合わせちゃったんじゃない?」

眉を八の字にしてフレッシュの塊みたいなお兄さんが小声で耳打ちする。

それを聞いて、そんなこと無いわよ!と由美がツンと腕を組んだ。

いつもの調子となにかが違う彼女を紗耶は穴が開くほど眺める。

なんだか、

可愛いんだが由美サン。。。

クスリと笑ってイケメンさんがパンフレットを差し出した。


「俺と由美は幼なじみなんだ。はい、これ。商店街の地図。今回参加するお店に印しが付いてるからね。初めの2時間はどのお店に入っても特定メニュー食べ放題。参加費だけで行けるからね。時間過ぎるといつものメニューに切り替わって料金も普通に頂くから注意して。…ごめんね、由美いつもこんな感じでしょ?でも本当は優しい子なんだよ。」


「うるさい…っ!!」




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