お腹が空きました。


「あ、ハブだ。ハブ酒って美味しいんですかね?飲んだ事ないなー。あ、おっきいカエル。知ってます?カエルの足って鳥肉の味するらしいですよ。」


「…お前、爬虫類ゾーンでは食う事から離れろ。」


ゾッとしながら杉崎は胃を軽く押さえた。











「なるほど。だから電車だったんですね。」

紗耶は目の前に出された綺麗なお酒にうんうん、と納得した。


夕暮れの動物園を後にし、帰るのかと思っていたら杉崎が案内してくれたのはお洒落なバーだった。



「素敵な所ですね。」


キラキラ輝くボトルがカウンター向こうの壁一面を埋め尽くし、ライトアップされているのをみて紗耶は杉崎に言った。


「ありがとうございます。」

カウンターの向こうからバーテンダーが頭を下げる。




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