†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ

「樹里?」




岡田くんと入れ違いでオフィスに入ってきた廉。




「廉、今岡田くんが……」




「あぁ……樹里も聞いたのか」




廉はあくまでも冷静に話す。




廉……もしかして、知ってたの?




「廉……」




「岡田からは何も聞いてないのか?」




あたしは廉の問い掛けに頷く。




「ただ、SATを辞めるって…」




それだけしか、聞いてない。




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