イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
その瞳にはさっきまでの優しい雰囲気はなく、少し冷たい印象を受ける。



「わからないなら、もう……いい。葉月さんは、意外とききわけがないんだな」




ズキッ。



胸がズキズキと痛くなってきた。



こんなことなら……言わなきゃよかったかな……。



だけど聞かずに黙ってても、不安は広がる一方だし。



モヤモヤとした気持ちを抱えながら、あたしはどうしたらいいかわからなくなっていた。








――ガタン。



そのとき白丸先輩が、カバンを持って立ちあがった。



白丸先輩、どこに行くの!?


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