イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
もしかして、白丸先輩を怒らせちゃった!?


あたしも急いで立ちあがって、さっきみたいに、白丸先輩の制服の裾を掴んだ。



「あたしも、もう帰ります」



「いや……少しひとりになりたい」



そんな……。



いつも優しい白丸先輩が、怒ってる……。



「ゴメンなさい、あたしがはぐらかしたから……」



「なんの話?」



「えっ……」



「本当に用事があるんだ。悪いけど、先に帰るね」



さっきまでの幸せなドキドキは、一気にどこかに吹きとんでしまった。



白丸先輩とのいい雰囲気を……あたしが自分でぶち壊してしまった。

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