幸せまでの距離
専門学校までメイを送って行った 後、ミズキは自分の大学に向かっ ていた。
メグルの自宅までメイを迎えに 行った時から、遅刻するのは覚悟 していた。
1限目の講義には出られなさそう だと分かった時、マナとシュンに はメールで事情を説明しておい た。
そのせいか、
《メイちゃん、元気だった?
シュンも心配してるよ》
と、すでに大学にいるマナから、 心配のメールが来ている。
無事、メイと会えたことをメール で伝えると、ミズキは学内の図書 室に向かった。
この時間、図書室への出入り人数 は少ない。
皆、講義中だからだろう。
ミズキが図書室に向かった理由。
それは、2限目の講義開始までの 待ち時間が長いせいでもあるが、 一番の目的は、昨夜のメイについ て調べたいことがあったから。
昨夜、突然姿を消したメイが無事 に見つかってよかったと思う。
しかし、家を出る前のメイは、普 通の状態ではなかった。
彼女が部屋で暴れたキッカケは、 リクがアカネの元に駆け付けたこ とだったかもしれないが、それだ けでああなるわけがない。
ミズキは昨夜からずっと、そんな 風に考えていた。