きのこうどん
みんな思いを伝えた後、みんな黙って最後の時を見守った。
僕たちの病室は静かだったのだろうか。

隣の病室から
バライティ番組らしい笑い声が聞こえた。

「爺ちゃんもう少しだけ」

ばあちゃんがそう行ったとき、
ボクの頭はまるでハンマーでたたかれたような衝撃が走りめまいがした。

それが何かわかっている。
目の前が真っ白になった。
< 91 / 92 >

この作品をシェア

pagetop