テディベアの彼女
さらに三時間ぐらいたっただろうか。

途中にトイレ休憩や

ちょっとした買い物をしたり

道の駅のスタンプを集めたり。

もう既に満足。


でもまだ山の中なんだよね…。

「あ、またトンネルだ。」


深く息を吐く。

そして思いっきり息を吸って

鼻と口を両手で塞ぎながら、息を止める。


暇すぎた私があみだした

トンネルを利用した遊びだ。


トンネルを通っていると
公衆電話と換気扇みたいなのを発見した。

ということは
このトンネル、それなりに長い。






…。


そろそろ息、限界なんですけど?


でもあと少しで抜ける気がする。

だったら頑張って我慢したい。

…どうしよう。



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