テディベアの彼女
お母さんと一緒に最前列に座る。

身体をがっちり固定するバーを自分で下ろすと、
まるで身体が動かなくなった。

これのおかげで私の身体は吹っ飛ばない、らしい。


…本当に大丈夫かな?


なんだか不安になってきた。


「お母さん、やっぱやめ…」


ガタン!


「え…」


どうしよう。

動き出してしまった。

さぁぁあああっと血の気が引いていく気がする。





あぁ、落ちる。









「いぎやぁぁぁああああああ!」


「うぎゃぁぁあああああ!」


「うおおあぁぁぁあああああ!」


喉がおかしくなる程叫んでる私

その横で笑っているお母さん。

お父さん、

私にはあなたの血が確かに流れているみたいです。

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