抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
8.小さな天使の裏の顔
それからしばらくは、

修也の動きは見られない。

・・・

調べたことは、

無駄じゃなかったにしても、

今は、

もう、

心配しすぎなくてもいいんじゃないかな?

・・・

そう思うようになっていた。

「楓。

気を抜いてはダメだよ」

・・・

拓哉に言われ、

その気持ちも、

分からなくはないけど・・・

・・・

「でもね?

私の周りで、何も起きてる様子もないし。

そろそろ普通の生活に

戻ってもいいんじゃないかな?って」


「それは自宅に帰ると言う事か?」


「・・・うん」

そう言った私を、

拓哉は力強く抱きしめた。
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