抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「拓哉?」



「オレの傍を、

一時も離れるな。

ほんの一瞬でも目を離したら、

楓が連れて行かれそうで」



・・・

私は拓哉を見上げ、

ニッコリ微笑んだ。

「心配してくれてありがとう」

・・・

ふと時計に目をやると、

ヘルプの時間が来ていた。

・・・

「今日は、

ちゃんとヘルプに行ってきますね?」


「秘書室を出るな」


「大丈夫。ここは社内ですよ?」


「楓」

私は拓哉にもう一度微笑んで、

経理課に向かった。
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