抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
17.披露宴にて・・
午後からは、

披露宴が待っていた。

・・・

数百人規模の披露宴。

私には誰が誰だかさっぱりわからない。

・・・

「重要な人だけ覚えていけばいい。

後は、覚えられるときに少しずつ」

そう言って拓哉は

私の頭を撫でた。

・・・

挨拶回りを済ませ、

私は少し休憩するため、

隅の椅子に腰かけた。

・・・

「お疲れ様です」

そう言って、お茶を差し出してくれたのは。

・・・

「斎藤さん」

「これだけの人がいると、

さすがに疲れますよね?」

「・・えぇ、確かに・・・あ。

圭子さんは・・・?」

・・・ずっと気になっていた事。
< 379 / 480 >

この作品をシェア

pagetop