俺と初めての恋愛をしよう
夕食の準備が進み、妹、次いで、父親が帰宅した。母親は、大はりきりで、テーブルの上にまで下ごしらえした食材が広げられていた。
今日子は、玄関で出迎える。
「お帰りなさい。お父さん」
「!?……あ、ああ、ただいま」
今日子の変化に男親でも気が付いたのだろう。目をまん丸くして驚いている。
「お姉ちゃん、とっても綺麗になって驚いたんでしょ?お父さん」
着替えてリビングに降りてきた妹が、からかうように言う。
「い、いや……」
今日子は父親の鞄を受け取り、リビングに置く。
「お母さん、部長が、もうすぐ駅に着くみたいだから、迎えに行ってくるね」
「え、分かった。気をつけるのよ?」
「はい」
玄関を飛び出す娘を見ながら、父親、母親は顔を見合わせて、言葉を交わさないが全てこれからが今日子のスタートなんだ、とお互いの目で語り合った。
駅に行き、改札で後藤が出てくるのを待つ。
ホームに電車が付き、改札は帰宅を急ぐ人達でごった返していた。見つけられるか不安で何度もスマホを確認したが、その心配は無用だった。
先に後藤の方が今日子に気づいたのだ。
「今日子」
手を挙げ、此処だと合図する。
「あ、部長。お帰りなさい、お疲れ様でした」
飛びついて抱きしめたいくらいの愛おしい人が帰ってきた。
後藤と手を自然と繋ぎながら、経緯を話す。
「疲れている所ごめんなさい」
「きちんと挨拶しなくてはいけなかったんだ、構わないよ。来る電車の中で覚悟は決めてきたから。あとは勇気だけだ。今日子、俺に力をくれ」
後藤は、 歩く足取りを止めて、今日子を抱き寄せると、キスをした。
「もう、誰かに見られちゃいますから」
「大丈夫、此処は死角になっているから。もう一度……」
ちゃんと、周りを見て抜け目がない。
そしてもう一度、唇を重ねた。
「これで、もう大丈夫ですか?」
「そうだな。あとは、帰ったらご褒美をくれれば完璧だ」
「……そればっかりなんですから」
後藤がにやけると、今日子は繋いでいた手の甲を少しつねった。
今日子は、玄関で出迎える。
「お帰りなさい。お父さん」
「!?……あ、ああ、ただいま」
今日子の変化に男親でも気が付いたのだろう。目をまん丸くして驚いている。
「お姉ちゃん、とっても綺麗になって驚いたんでしょ?お父さん」
着替えてリビングに降りてきた妹が、からかうように言う。
「い、いや……」
今日子は父親の鞄を受け取り、リビングに置く。
「お母さん、部長が、もうすぐ駅に着くみたいだから、迎えに行ってくるね」
「え、分かった。気をつけるのよ?」
「はい」
玄関を飛び出す娘を見ながら、父親、母親は顔を見合わせて、言葉を交わさないが全てこれからが今日子のスタートなんだ、とお互いの目で語り合った。
駅に行き、改札で後藤が出てくるのを待つ。
ホームに電車が付き、改札は帰宅を急ぐ人達でごった返していた。見つけられるか不安で何度もスマホを確認したが、その心配は無用だった。
先に後藤の方が今日子に気づいたのだ。
「今日子」
手を挙げ、此処だと合図する。
「あ、部長。お帰りなさい、お疲れ様でした」
飛びついて抱きしめたいくらいの愛おしい人が帰ってきた。
後藤と手を自然と繋ぎながら、経緯を話す。
「疲れている所ごめんなさい」
「きちんと挨拶しなくてはいけなかったんだ、構わないよ。来る電車の中で覚悟は決めてきたから。あとは勇気だけだ。今日子、俺に力をくれ」
後藤は、 歩く足取りを止めて、今日子を抱き寄せると、キスをした。
「もう、誰かに見られちゃいますから」
「大丈夫、此処は死角になっているから。もう一度……」
ちゃんと、周りを見て抜け目がない。
そしてもう一度、唇を重ねた。
「これで、もう大丈夫ですか?」
「そうだな。あとは、帰ったらご褒美をくれれば完璧だ」
「……そればっかりなんですから」
後藤がにやけると、今日子は繋いでいた手の甲を少しつねった。