俺と初めての恋愛をしよう
朝晩と秋口の気配を感じられた頃、後藤の両親に会うこととなった。
後藤との生活は平穏で幸せだった。
ただ大変だったのは、会社にばれたりしないかと言うことだった。
これまでのように他人とかかわりなく仕事をすれば、問題ない。そう思っていたが、変化を遂げた今日子を周りが放っておかなかった。
後藤のやきもちが態度に現れ、何度となく疑われてしまい、疑いを晴らすのが大変だった。
無理に否定すれば、かえって怪しまれる。帰国したばかりの後藤に、過去を知る今日子が近しい間柄で、なんでも聞いてくるのだと懸命に説明した。
そんなことを覗けば、後藤は相変わらず今日子に弱くべた惚れで、いつも今日子を心配していた。
仕事が立て込み、週末は身体を休めていた後藤は、やっとひと段落付き、後藤の両親に顔合わせをしに行くことになった。
「だ、大丈夫かな? 私、ちゃんとお話しが出来るでしょうか?」
「自然体の今日子でいろ。俺が認めた女だからな。自信を持て」
後藤の実家に向かいながら緊張を隠せない。
後藤の実家は都内にある。電車ではなく、車で向かうことにした。なんでも、直ぐに酒を勧める父親に断る口実を作って行くのだと言った。
季節の和菓子を手土産に選び、車に積んである。
母親が、きちんとした場所では、季節の和菓子を持って行くようにと教えていた。自分たちの年齢では、洋菓子の好みは難しいとのことからだ。服は、地味になり過ぎず、肌を露出しない程度のワンピースを選んだ。
後藤との生活は平穏で幸せだった。
ただ大変だったのは、会社にばれたりしないかと言うことだった。
これまでのように他人とかかわりなく仕事をすれば、問題ない。そう思っていたが、変化を遂げた今日子を周りが放っておかなかった。
後藤のやきもちが態度に現れ、何度となく疑われてしまい、疑いを晴らすのが大変だった。
無理に否定すれば、かえって怪しまれる。帰国したばかりの後藤に、過去を知る今日子が近しい間柄で、なんでも聞いてくるのだと懸命に説明した。
そんなことを覗けば、後藤は相変わらず今日子に弱くべた惚れで、いつも今日子を心配していた。
仕事が立て込み、週末は身体を休めていた後藤は、やっとひと段落付き、後藤の両親に顔合わせをしに行くことになった。
「だ、大丈夫かな? 私、ちゃんとお話しが出来るでしょうか?」
「自然体の今日子でいろ。俺が認めた女だからな。自信を持て」
後藤の実家に向かいながら緊張を隠せない。
後藤の実家は都内にある。電車ではなく、車で向かうことにした。なんでも、直ぐに酒を勧める父親に断る口実を作って行くのだと言った。
季節の和菓子を手土産に選び、車に積んである。
母親が、きちんとした場所では、季節の和菓子を持って行くようにと教えていた。自分たちの年齢では、洋菓子の好みは難しいとのことからだ。服は、地味になり過ぎず、肌を露出しない程度のワンピースを選んだ。