俺と初めての恋愛をしよう
誰もいなくなった部署内を最後に見渡し電気を切る。
エレベーターに乗り降下する。ビルを出て、終わったことを認識した。
「俊介さん、今日のご飯何がいい?」
「今日子、今日は退職の慰労をしよう。明日は休みだからゆっくりと出来る。食事の予約を入れてある場所があるんだ。そこに行こう」
「予約?何処?」
「ついて来ればいいさ」
ふと、後藤の荷物をみるとボストンバッグが目に入る。いつのまに用意したのだろうか。
「俊介さん、この荷物なあに?」
「ああ、これ?後で分かるよ。タクシーを拾おう」
「はい」
もしかしたら、急な出張か?いや、明日は休みだからゆっくりしようと言っていた。なんだろうか、と気になりながらも後藤の止めたタクシーに乗り込んだ。
「○○ホテルまで」
運転手に告げた目的地はホテルだった。誰でも知っている有名なホテルだ。
「俊介さん、ホテルのレストランに予約したの?」
「そうだよ。今日子は初めてだろ?」
「ええ、そうですけど」
「退職祝いだ、楽しもう」
そっと、後藤の手に今日子は手を重ねた。
ホテルに着き、フロントでチェックインをして、案内される。
「今日子、こっちだ」
素晴らしいホテルの内装にキョロキョロと目移りしてみていると声が掛かった。
手を繋ぎ、ベルボーイの後を歩きエレベーターに乗る。
そして、案内された場所はホテルと縁のない今日子でもわかるスイート。
「お荷物はこちらにおかせていただきます。キーはこちらに。では、ごゆっくりどうぞ」
「ありがとう」
荷物を置き、ベルボーイが下がった。
「ちょっと、俊介さん!スイートって、あ、あの」
スイートと分かっただけで、頭の中は札束が浮かぶ。焦りがどもりにつながり言葉が出てこない。
「今日子、こっちにおいで。ここはシティービューで都心の夜景が見られるんだ。綺麗だろう?」
今日子を傍に呼びよせ、背後から抱きしめる。
「食事はルームサービスを頼んであるから、もう少しで来ると思う」
「俊介さん、私が退職する日だからここを予約してくれたの?」
「もう少しランクのいい部屋と思ったんだが、次期的に空いてなくてな」
「とんでもない!!十分贅沢よ。なんて言っていいか、凄く幸せ。ありがとう」
今日子は珍しくはしゃいでいた。
「今日子、やっとここまでたどり着いた。長かった……。」
後藤は今日子から体を離すと、スーツのポケットから小さな箱を取り出した。
「今日子、俺はやきもちやきだし、強引なところもある。束縛もするし、支配もする。だけど今日子が 俺の唯一の弱点だ。これから起こるかも知れない困難には俺が壁となって今日子を守る。俺が折れそうな時、今日子は支えてくれればそれでいい。こんな俺だけどよろしく頼む。……結婚しよう」
プロポーズは既に住んでいたが、男としてけじめを付けたかったのだ。
そう言って取り出した小さな箱には指輪が入っていた。
「俊介さん」
後藤は箱から指輪を取出して、今日子の薬指にはめた。
アクセサリーは髪を結ぶものしか持っていなかった今日子に初めてのアクセサリーが指を飾った。
「俊介さん、私の初めての指輪です。これからも私の初めてを俊介さん、一緒にいてくれますか?」
「そのつもりだけど」
「こんな私ですがよろしくお願いします」
重ねた手の温もりに、重ねた唇の温かさを一生忘れない日となった。
エレベーターに乗り降下する。ビルを出て、終わったことを認識した。
「俊介さん、今日のご飯何がいい?」
「今日子、今日は退職の慰労をしよう。明日は休みだからゆっくりと出来る。食事の予約を入れてある場所があるんだ。そこに行こう」
「予約?何処?」
「ついて来ればいいさ」
ふと、後藤の荷物をみるとボストンバッグが目に入る。いつのまに用意したのだろうか。
「俊介さん、この荷物なあに?」
「ああ、これ?後で分かるよ。タクシーを拾おう」
「はい」
もしかしたら、急な出張か?いや、明日は休みだからゆっくりしようと言っていた。なんだろうか、と気になりながらも後藤の止めたタクシーに乗り込んだ。
「○○ホテルまで」
運転手に告げた目的地はホテルだった。誰でも知っている有名なホテルだ。
「俊介さん、ホテルのレストランに予約したの?」
「そうだよ。今日子は初めてだろ?」
「ええ、そうですけど」
「退職祝いだ、楽しもう」
そっと、後藤の手に今日子は手を重ねた。
ホテルに着き、フロントでチェックインをして、案内される。
「今日子、こっちだ」
素晴らしいホテルの内装にキョロキョロと目移りしてみていると声が掛かった。
手を繋ぎ、ベルボーイの後を歩きエレベーターに乗る。
そして、案内された場所はホテルと縁のない今日子でもわかるスイート。
「お荷物はこちらにおかせていただきます。キーはこちらに。では、ごゆっくりどうぞ」
「ありがとう」
荷物を置き、ベルボーイが下がった。
「ちょっと、俊介さん!スイートって、あ、あの」
スイートと分かっただけで、頭の中は札束が浮かぶ。焦りがどもりにつながり言葉が出てこない。
「今日子、こっちにおいで。ここはシティービューで都心の夜景が見られるんだ。綺麗だろう?」
今日子を傍に呼びよせ、背後から抱きしめる。
「食事はルームサービスを頼んであるから、もう少しで来ると思う」
「俊介さん、私が退職する日だからここを予約してくれたの?」
「もう少しランクのいい部屋と思ったんだが、次期的に空いてなくてな」
「とんでもない!!十分贅沢よ。なんて言っていいか、凄く幸せ。ありがとう」
今日子は珍しくはしゃいでいた。
「今日子、やっとここまでたどり着いた。長かった……。」
後藤は今日子から体を離すと、スーツのポケットから小さな箱を取り出した。
「今日子、俺はやきもちやきだし、強引なところもある。束縛もするし、支配もする。だけど今日子が 俺の唯一の弱点だ。これから起こるかも知れない困難には俺が壁となって今日子を守る。俺が折れそうな時、今日子は支えてくれればそれでいい。こんな俺だけどよろしく頼む。……結婚しよう」
プロポーズは既に住んでいたが、男としてけじめを付けたかったのだ。
そう言って取り出した小さな箱には指輪が入っていた。
「俊介さん」
後藤は箱から指輪を取出して、今日子の薬指にはめた。
アクセサリーは髪を結ぶものしか持っていなかった今日子に初めてのアクセサリーが指を飾った。
「俊介さん、私の初めての指輪です。これからも私の初めてを俊介さん、一緒にいてくれますか?」
「そのつもりだけど」
「こんな私ですがよろしくお願いします」
重ねた手の温もりに、重ねた唇の温かさを一生忘れない日となった。